ミスターブランディ（1982年生、母シヤダイプレテエ）

ミスターブランディ（1982年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時15歳）と交配したシヤダイプレテエが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦9勝2着3回。1987年、1989年と福島記念(ハンデG3)を2勝した他、1989年の関屋記念(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

2歳（1985年）

4月29日、8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロジョンヌに1馬身3/4の差をつけて勝利を物にした。

5月12日、6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月30日、8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

7月21日、9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワボストンをクビ差制して勝利を手にした。

9月21日、13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月12日、12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月27日、12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月10日、11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月30日、10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（1986年）

1月15日、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5歳（1987年）

6月27日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月11日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月15日、4歳以上400万下の万代特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のキョウエイシラフジをクビ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

10月3日、4歳以上400万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のキクカライデンに3馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

10月24日、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のシャンバラを半馬身振り切って勝利を物にした。

11月22日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトウショウユースを半馬身振り切って勝利を掴み取った。

12月27日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

6歳（1988年）

1月31日、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

2月21日、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

3月26日、5歳以上1400万下の爽春賞（東京芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で津留千彰騎手。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボールドノースマンにアタマ差交わされて2着となった。

4月23日、5歳以上1400万下の晩春特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で津留千彰騎手。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、ハグロオーザに交わされて1馬身1/4差の2着に敗れた。

5月15日、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

9月18日、G3のオールカマー（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、スズパレードに交わされて2馬身差の2着となった。

10月9日、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月20日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は津留千彰騎手。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7歳（1989年）

8月6日、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマティリアルをクビ差振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

8月27日、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

9月17日、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

10月8日、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のハグロオーザをアタマ差振り切って勝利した。

11月19日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のダイワゲーリックを半馬身振り切って勝利を決めた。

12月24日、G1の有馬記念（中山芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

8歳（1990年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

1月28日、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は伊藤暢康騎手。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

2月18日、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。