スーパーポップス（1989年生、母サンデーヌ）

スーパーポップス（1989年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビシヨツプボブ（当時6歳）と交配したサンデーヌが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、地方22戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

9月20日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた3戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエンゲイジシチーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

2月13日、中5週で迎えた7戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

4月11日、中7週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は篠原茂騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月16日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下の新発田特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったシンカキツバタにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月19日、中4週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた15戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月6日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアサクサガゼボーを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。

10月3日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた19戦目は、荒木孝良騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（上山ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサカエソルジャーに3馬身の差をつけて制した。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で荒木孝良騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビクターソネラに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（1994年）

4月11日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒木孝良騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノキヤホクトに5馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

4月27日、中1週で迎えた22戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荒木孝良騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、さつき賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で荒木孝良騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケデンマンゲツから6馬身1/4差の1着先頭ゴールを果たした。

7月18日、中9週で迎えた24戦目は、文月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で荒木孝良騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のロバートタイガーに5馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

8月7日、中2週で迎えた25戦目は、サンシャインマイラーズカップ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で荒木孝良騎手（6戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のロバートタイガーに1馬身半の差をつけて8勝目を奪取した。

9月6日、中3週で迎えた26戦目は、長月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で荒木孝良騎手（7戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアジュレーシンボリに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月4日、中3週で迎えた27戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で荒木孝良騎手（8戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で荒木孝良騎手（9戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったパッシングルートから6馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた29戦目は、みちのく賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で荒木孝良騎手（10戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、霜月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で荒木孝良騎手（11戦7勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1995年）

5月15日、約6か月の休み明けで迎えた31戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で荒木孝良騎手（12戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で荒木孝良騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったパッシングルートから半馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般A（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で荒木孝良騎手（14戦7勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた34戦目は、東北サラ大賞典（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で荒木孝良騎手（15戦7勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた35戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般A（上山ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた36戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は荒木孝良騎手（16戦7勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月15日、中9週で迎えた37戦目は、神無月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒木孝良騎手（17戦7勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月31日、中1週で迎えた38戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒木孝良騎手（18戦7勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた39戦目は、霜月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で荒木孝良騎手（19戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた40戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、師走特別（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。