パワポケプリメーロ（2017年生、母ポジションリミット）

パワポケプリメーロ（2017年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+一番、一流(西)」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したポジションリミットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2020年のコカ・コーラ賞(一般C1四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、荒牧政美によって1,404万円で落札された。2歳のとき、荒牧政美から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、柳原達也によって399.6万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月22日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は420kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

12月1日、中9週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

3歳（2020年）

1月28日、中7週で迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月5日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したミヤビラブコールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランクロワに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディライトラッシュを凄まじい末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

10月26日、中2週で迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアドラツィオーネに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

11月23日、中3週で迎えた10戦目は、コカ・コーラ賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトニーハピネスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2021年）

1月31日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月7日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡育也騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のウォーロードをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

11月14日、中9週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相馬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオンザラインに1馬身1/4の差をつけて6勝目を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡育也騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

5歳（2022年）

1月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

デビュー前

山崎裕也厩舎（川崎）へ入厩。

2月28日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、忘れ雪特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。

2020年11月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2023年）

4月6日、約15か月の休み明けで迎えた19戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、卯の花月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた20戦目は、カシオペア座特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、開成町あじさいまつり特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中越琉世騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

9月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、かわさきジャズ&かわさきミュートン記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中越琉世騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた24戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、金華特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた25戦目は、2023盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた26戦目は、師走特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2020年11月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

工藤裕孝厩舎（岩手）へ入厩。