アドラツィオーネ（2017年生、母アドアード）

アドラツィオーネ（2017年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「崇拝(伊)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したアドアードが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C2一。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

6月14日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 雨/不良）に出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

8月22日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、パンディーロに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月3日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダージリンクーラーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のケンシに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

10月26日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったパワポケプリメーロにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のディライトラッシュをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2021年）

3月14日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

10月10日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた13戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグランツエクラを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

5歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、豊楽賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

1月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のカシノマイスターをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

2月13日、中2週で迎えた16戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のダリアテソーロを半馬身振り切って6勝目をマークした。

3月12日、中3週で迎えた17戦目は、こいぬ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったユアザオンリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた18戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた19戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったリリージャスパーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた20戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた21戦目は、楽天競馬杯ポイント10%還元賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったアルマアノンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた23戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のステイハングリーに3馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

10月15日、中2週で迎えた24戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた25戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリテラチュアを半馬身振り切って8勝目を手に入れた。

12月5日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた27戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、C1十十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6歳（2023年）

1月24日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

2月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、牝馬限定戦の梅見月特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東原悠善騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。