ヒルノダカール（2016年生、母タイムフェアレディ）

ヒルノダカール（2016年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+セネガルの都市名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したタイムフェアレディが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月3日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤコーストに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3歳（2019年）

3月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月11日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイノセントミューズを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したリュヌルージュにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月29日、中2週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝2000m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月6日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月19日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

1月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天竜川特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったパトリックにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの春日特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファルコニアに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったニホンピロスクーロに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの揖斐川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月19日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 小雨/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

6歳（2022年）

3月27日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のスズカノロッソに1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

4月9日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの京橋ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたサターン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月29日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦0勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のククナに2馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月30日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、カシオペアステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた34戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7歳（2023年）

1月28日、中5週で迎えた35戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

4月29日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた38戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2024年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた41戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた42戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2024年4月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。