リワードダンサー（1984年生、母シルクガーベラ）

リワードダンサー（1984年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時19歳）と交配したシルクガーベラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地31戦6勝2着4回、中央障害3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の新涼特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月6日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセフティジャガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3歳（1987年）

1月10日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズノライジンに1馬身3/4の差をつけて優勝

2月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の梅花賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウワカンキにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月29日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で小谷内秀夫騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた7戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若草賞（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの葵賞（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた9戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の白藤賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳900万下のゆうすげ賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（6戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月19日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

4歳（1988年）

1月5日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の西陣特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったロマンオークスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の立春特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3月5日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（12戦2勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3月26日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（13戦2勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月25日、中8週で迎えた21戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビクトリアマーチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（札幌ダート1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったテンザンフレンドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキュリアシティーに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月16日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡潤一郎騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったイブキノセイウンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡潤一郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡潤一郎騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のハッピーダンデイを半馬身振り切って5勝目を挙げた。

12月11日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡潤一郎騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブラボーコールをハナ差振り切って6勝目を奪取した。

5歳（1989年）

5月14日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、5歳以上1400万下の下鴨ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡潤一郎騎手（8戦4勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた30戦目は、5歳以上1400万下の安芸ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（15戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6歳（1990年）

4月8日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（9戦4勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた32戦目は、池添兼雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5月20日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で池添兼雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレッシュナムラから半馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で池添兼雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイユウスワローに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。