ローカストヒル（2005年生、母ワンモアワード）

ローカストヒル（2005年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海外ゴルフコース名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したワンモアワードが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦12勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年のアーバンステージ長月賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月23日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3歳（2008年）

7月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

10月21日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクシンパピヨンを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、岡部玲子20代さよなら記念（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシヴィビアンに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月3日、連闘で迎えた8戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーストレイクに8馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノプトゥリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストキッドに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月8日、連闘で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスズナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月30日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、葉牡丹特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツーハッスルに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月6日、連闘で迎えた13戦目は、水仙特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャングルレオに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、如月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルバーウインドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月26日、中4週で迎えた15戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた16戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイシノリュウオーを3/4馬身振り切って9勝目を掴み取った。

5月15日、中5週で迎えた17戦目は、アストレイア賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったニイタカシマジロウにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、南風賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプリミティーヴに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカツミノルに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月11日、中4週で迎えた21戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したキョウエイフェローにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた23戦目は、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキンショーオトヒメを3/4馬身振り切って勝利数を12に伸ばす

5歳（2010年）

7月14日、約10か月の休み明けで迎えた24戦目は、デネブ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた25戦目は、盛夏賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。