モリデンブラック（2019年生、母ヒラリータイザン）

モリデンブラック（2019年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+黒」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時8歳）と交配したヒラリータイザンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はトモファーム。2021年のジュニアグランプリ(M1)に勝利した他、2021年のジュニアグランプリ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桧森邦夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

4月21日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンスコッティを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

6月16日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのAIRDO公式FB賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

6月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた5戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のギャレットに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月31日、中5週で迎えた7戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3歳（2022年）

4月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の牡羊座特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったエンリルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、海鳥の楽園「天売島」特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた14戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したスティールグレートにクビ差届かず2着となった。

8月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンのしんひだかオープン（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカツベンケイに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月27日、中3週で迎えた16戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、新ひだか・新冠2デイズ特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

4歳（2023年）

4月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、シバザクラ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、ハルジオン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

9月12日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、オケクラフト特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた21戦目は、キンモクセイ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた22戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、がんばれ馬産地日高特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた23戦目は、オキザリス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた24戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5歳（2024年）

1月4日、中1週で迎えた25戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2 C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ナムラオリビアに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月26日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた27戦目は、ストロベリーキャンドル賞（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた28戦目は、カモミール賞（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大柿一真騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大柿一真騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。