タンクバスター（1998年生、母レッドタイガー）

タンクバスター（1998年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時13歳）と交配したレッドタイガーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）クドウファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方8戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のアネモネ特別(一般C)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、クドウファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、アイ・ジェイ・エスによって4,200万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

6月9日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた3戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野要騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野要騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で荻野要騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4歳（2002年）

1月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクフォワードに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月5日、連闘で迎えた12戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノファンタジーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルースオンリーから半馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、アネモネ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のファストに3馬身の差をつけて3勝目を収める

4月18日、中5週で迎えた15戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のファストに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

5月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノペンタイアに3/4馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

6月10日、中5週で迎えた17戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーゴールドに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月1日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。