ゼロカラ（2016年生、母オメガグッドラック）
Zero Kara
2016.05.12
ゼロカラ（2016年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ゼロから始まる新しい挑戦、新しい希望」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時9歳）と交配したオメガグッドラックが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C3一。
経歴
デビュー前
1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、KAAKIROによって291.6万円で落札された。
藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2018年）
12月1日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。
3歳（2019年）
1月13日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
1月27日、中1週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。
2月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、最後はアドマイヤコメットと並んで5着同着となった。
3月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。
6月8日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。
6月22日、中1週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。
7月14日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。
12月20日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の内田さん定年退職とチャンチャンコ記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。
4歳（2020年）
1月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。
5月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。
6月11日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。
7月14日、中4週で迎えた13戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったリライアブルアミにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。
8月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグローリアスブリスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。
8月28日、中2週で迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたトキノステラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
9月17日、中2週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったリライアブルアミに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
5歳（2021年）
3月5日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4月9日、中4週で迎えた18戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のスタニングビスタに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
4月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。
5月25日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったウラルハーモニーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
6月15日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。
7月8日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリンドグレンに2馬身の差をつけて優勝
7月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ウラルハーモニーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
6歳（2022年）
2月4日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
3月4日、中3週で迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ヤギリエピファクンに交わされて2馬身差の2着に敗れた。
4月8日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したセイウンミレイアにアタマ差届かず2着に惜敗した。
4月29日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒゲクレイジーに2馬身の差をつけて優勝
5月17日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシエルグリーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
6月14日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るドンブラコを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を獲得した。
7月7日、中2週で迎えた30戦目は、擬宝珠賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（12戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。
7歳（2023年）
2月2日、約7か月の休み明けで迎えた31戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（13戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジュゼッペに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。
3月3日、中3週で迎えた32戦目は、桃の花賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（14戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウインモリオンをアタマ差振り切って8勝目を挙げた。
4月5日、中4週で迎えた33戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（15戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミトグラフィアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。
7月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた34戦目は、牝馬限定戦のガトーショコラ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（16戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、バクラヴァにクビ差交わされて2着に甘んじた。
7月26日、中2週で迎えた35戦目は、満漢全席賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（17戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。
8月21日、中3週で迎えた36戦目は、アマゾン賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（18戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。
10月11日、中6週で迎えた37戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2023川崎ジョッキーズカップ第9戦（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプレストヴィーナスを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。
11月7日、中3週で迎えた38戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、あと9日! 第107期騎手候補生募集（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。