ヤマニンルネッタ（2015年生、母アビシーナ）

ヤマニンルネッタ（2015年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小さな月（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時12歳）と交配したアビシーナが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパン・ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、篠原ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月22日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったペイシャルアスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクッカをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

12月16日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

3歳（2018年）

2月17日、中8週で迎えた8戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた13戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月8日、中9週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた14戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2019年）

2月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

2月23日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた18戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた19戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、伸びてきたマジックバローズ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月19日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。