ラインオブフェイト（2018年生、母ハンドオブフェイト）

ラインオブフェイト（2018年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「運命線。フェイト(運命)や、キズマ(運命)から運命線を連想」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したハンドオブフェイトが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山博。主な勝ち鞍は2021年のベストビット特別。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,400万円（1.4万×1000口）で一口馬主が募集された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月4日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（2021年）

1月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月23日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったスターリングワースに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレストカイザーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月22日、中8週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

8月21日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のクイーンズテイストを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

12月19日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4歳（2022年）

2月13日、中7週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月13日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

4月30日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のロレンツォをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

6月26日、中3週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5歳（2023年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

5月21日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のスパーキングレディーカップ（ホクトベガメモリアル） 3（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた20戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の日刊ゲンダイ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミエノハヤブサを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月21日、中5週で迎えた21戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6歳（2024年）

1月15日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

3月4日、中6週で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、三咲特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた24戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の’24 ティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2024年4月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。