エンドジョーカー（2002年生、母マドンナリリー）

エンドジョーカー（2002年4月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最後の切り札」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時11歳）と交配したマドンナリリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方21戦1勝2着3回。2008年の椿賞(地方重賞)で2着に入った他、2008年の福山大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月18日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2005年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月6日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ダンスオブサロメに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月13日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサイキョウワールドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のセレナダンスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月28日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月25日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（9戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2006年）

1月28日、中4週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（13戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5歳（2007年）

5月5日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた24戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、ブラックホーク賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた25戦目は、Aiba浦河周辺商店街組合特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた26戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた27戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、ポラリス特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた28戦目は、ジェニュイン賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた29戦目は、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、おみなえし特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラベンケイから1馬身半差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた31戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、ファンタジスタカップ（福山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモハードリカーから3馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞の福山菊花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

6歳（2008年）

1月3日、中5週で迎えた33戦目は、地方重賞の福山大賞典（福山ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月20日、中1週で迎えた34戦目は、寒菊特別（福山ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で片桐正雪騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の椿賞（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で片桐正雪騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラベンケイから1馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた36戦目は、満作特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で片桐正雪騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた37戦目は、日本トーター賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で片桐正雪騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラゼウスをクビ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。

4月13日、中3週で迎えた38戦目は、地方重賞の福山桜花賞（福山ダート2250m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で片桐正雪騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた39戦目は、藤特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で片桐正雪騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた40戦目は、カーネーション特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で片桐正雪騎手（9戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた41戦目は、地方重賞のスポニチ創刊60周年記念西日本グランプリ（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で片桐正雪騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた42戦目は、みなづき賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で片桐正雪騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた43戦目は、ほうせんか特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で片桐正雪騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた44戦目は、福山てんまや賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で片桐正雪騎手（13戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。