ダンスオブサロメ（2002年生、母スターマレイン）

ダンスオブサロメ（2002年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オペラ『サロメ』のダンス」。毛色は栗毛。種牡馬のビワタケヒデ（当時7歳）と交配したスターマレインが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地32戦4勝2着5回。2007年のUHB杯(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

2月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエンドジョーカーを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

2月26日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったセイウンプレジャーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月27日、中3週で迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

7月30日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったモアザンベストに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月10日、中6週で迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が振るわず18着に終わった。

4歳（2006年）

1月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月4日、中5週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンライズアタックを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったスズヨバクシンオーにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタイキシルバーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月21日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウアモーレに1馬身3/4の差をつけて3勝目を収める

7月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイキミューズをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月30日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦2勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたアンバージャック決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2007年）

2月3日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた25戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋市市制施行70周年記念（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた26戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた28戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月11日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

6歳（2008年）

3月15日、約7か月の休養明けで迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた31戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。