サウスオブワールド（2000年生、母クリパレード）

サウスオブワールド（2000年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界のサウス（冠名）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時8歳）と交配したクリパレードが18歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月1日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入った。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタイラントシチーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフォーナインクロスに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

6月15日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦2勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4歳（2004年）

1月31日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で小林淳一騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林淳一騎手（9戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林淳一騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で小林淳一騎手（11戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で小林淳一騎手（12戦2勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で小林淳一騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったダブルブラザーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小林淳一騎手（14戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で小林淳一騎手（15戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったウィッチズブルームを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で小林淳一騎手（16戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。