ウインドスピード（2007年生、母ダスティーミラー）

ウインドスピード（2007年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速く走るように。風速」。毛色は鹿毛。種牡馬のツルマルボーイ（当時9歳）と交配したダスティーミラーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方32戦2勝2着5回。2011年のやよい特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月29日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月19日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦のサマーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ニチリンに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月28日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた12戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリアステインに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したヤマカツテンリュウにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルタイクーンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルフォーユーを豪快な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

12月26日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（2011年）

3月3日、中9週で迎えた17戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、新冠特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレマジックマンから2馬身差の2着に敗北した。

3月11日、連闘で迎えた18戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、やよい特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムテンガネから6馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、阿蘇米塚カップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた20戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた21戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた22戦目は、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた23戦目は、エメラルドカップ（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた24戦目は、高瀬川カップ（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月17日、連闘で迎えた25戦目は、地方重賞の九州むしゃんよかスプリント（荒尾ダート950m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村島俊策騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、九州王冠（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で村島俊策騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた27戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村島俊策騎手（8戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた28戦目は、八方ヶ岳カップ（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月5日、連闘で迎えた29戦目は、菜切川カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた30戦目は、洞が岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた31戦目は、増永川カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村島俊策騎手（11戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた32戦目は、妙見岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村島俊策騎手（12戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた33戦目は、秋分の日特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村島俊策騎手（13戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた34戦目は、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた35戦目は、菊池川特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた36戦目は、三角岳特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮平鷹志騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた37戦目は、加勢川特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮平鷹志騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた38戦目は、高塚山特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮平鷹志騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた39戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、馬産地協賛阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた40戦目は、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2012年）

4月30日、約4か月半の休養明けで迎えた41戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、ウェッツオールスターカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた42戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。