コウギョウバクシン（2011年生、母エアファーギー）

コウギョウバクシン（2011年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したエアファーギーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の盛岡市・玉山村合併10周年記念(一般C1六)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月15日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月3日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

8月3日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

9月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた5戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月12日、連闘で迎えた6戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のヤマニンジゼルをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月15日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

4歳（2015年）

3月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた12戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアムールプロフォンを3/4馬身差し切って2勝目をマークした。

5月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グンジョウノソラに半馬身交わされて2着となった。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のトーホクダッシュをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

7月26日、中6週で迎えた16戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったクラアミーゴに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、かわさき夏まつり花火大会賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のイケハートジョイに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月29日、中2週で迎えた18戦目は、千貫石森林公園賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋昭平騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ナイスクオリアに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた19戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、軽米秋まつり賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた21戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、トーホクノキズナに交わされて1馬身差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、洋野町三大ラーメン賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、トーワクリステルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念岩泉町賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のミヤコエンパイアに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月5日、中1週で迎えた25戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月10日、中0週で迎えた27戦目は、盛岡市・玉山村合併10周年記念（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のケイアイボルトをアタマ差振り切って6勝目を手中に収めた。

3月19日、中9週で迎えた28戦目は、新たな希望スタート賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月3日、中1週で迎えた29戦目は、希望郷いわて国体開催記念野田村賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた30戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。