サクラグランディ（1985年生、母ギヤラントミシー）

サクラグランディ（1985年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグランデイ（当時13歳）と交配したギヤラントミシーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方25戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

浅見国一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月10日、デビュー戦は田島良保騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（1988年）

2月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、パワーウイナーに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のゲンカイナダに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月3日、中2週で迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月2日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた8戦目は、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた12戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

4歳（1989年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた17戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5月20日、中7週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は久保敏文騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

5歳（1990年）

4月17日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のファミリーインターに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5月9日、中2週で迎えた20戦目は、然別特別（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメイチルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、角川秀樹騎手を鞍上に迎えて、阿寒特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイチルから半馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般A（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた23戦目は、月形特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角川秀樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミュゲプランシェをクビ差制して4勝目を獲得した。

7月18日、中2週で迎えた24戦目は、ミルクランド特別（岩見沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角川秀樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のホロトコトブキに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

8月14日、中3週で迎えた25戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、ステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1991年）

4月16日、約8か月の休み明けで迎えた26戦目は、日勝特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダッジボーイに3馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

5月9日、中2週で迎えた27戦目は、瑞穂賞（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（5戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた28戦目は、ホクチク特別（帯広ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた29戦目は、旭岳賞（旭川ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月1日、中5週で迎えた30戦目は、ステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた31戦目は、きらら（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた32戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、カルビー特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（8戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のワイルドコーソをハナ差制して7勝目を手中に収めた。

10月9日、連闘で迎えた34戦目は、アポイ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた35戦目は、函館えぞまつ特別（函館(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた36戦目は、駒ヶ岳賞（函館(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（10戦4勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオンダラーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7歳（1992年）

1月3日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた37戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた38戦目は、一般A1（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月16日、中6週で迎えた39戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高知ダート1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた40戦目は、別府真司騎手を鞍上に迎えて、二十四万石賞（高知ダート1900m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた41戦目は、一般A1（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真司騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた42戦目は、一般A1（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真司騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた43戦目は、一般A1（高知ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で別府真司騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。