ニシノササメユキ（1997年生、母ティーブレーク）

ニシノササメユキ（1997年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時14歳）と交配したティーブレークが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着1回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

4月22日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未出走（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒヤマタイセイを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

6月19日、中2週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦の’00ベストステッキ特別（5）（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のマルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のワカオクインに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、マルチホース特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月5日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、’00フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた11戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサクラスマッシュをクビ差振り切って2勝目を手にした。

9月9日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

9月19日、中0週で迎えた15戦目は、メグレス特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、越後特別（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2002年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた20戦目は、バレンタインスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月24日、中0週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

6月29日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた25戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月6日、中6週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた28戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミュージシャンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた30戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた31戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた32戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

6歳（2003年）

1月11日、中3週で迎えた33戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、4着に入った。

1月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のペルラーに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

2月2日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。