ミスターサックス（1999年生、母スマノブルシヨワ）

ミスターサックス（1999年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。2002年にNARグランプリアラブ系3歳最優秀馬を受賞した。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のナイスフレンド（当時8歳）と交配したスマノブルシヨワが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は渡辺義正。戦績は、地方25戦12勝2着5回。2003年の新春賞(アラ系4歳以上ハンデ)に勝利した他、2001年の園田2歳優駿(アラ系2歳)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木勝彦厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2001年）

5月30日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（園田ダート820m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンキュウホマレから5馬身差の2着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系2歳F1（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシリウスウィンドに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、アラ系2歳F1（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシリウスウィンドから1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月16日、中3週で迎えた4戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳T1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンジャンボに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月26日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた7戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳T1（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のちくさ高原杯（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のデリバリーハピネスに3馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、2歳オープンの園田2歳優駿（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンキュウホマレを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて4勝目を収める

3歳（2002年）

1月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の若駒賞（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンジャンボに7馬身の差をつけて5勝目を手にした。

3月5日、中6週で迎えた11戦目は、アラ系3歳T1（姫路ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のサンキュウホマレをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のクリスタル賞（姫路ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンキュウホマレをクビ差制して怒涛の5連勝を決めた。

4月24日、中3週で迎えた13戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのフクパーク記念（園田ダート1870m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンキュウホマレを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は約14馬身の大差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、グリーンベル青垣特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のランダムオークに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳オープンの全日本アラブ優駿（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチョウヨームサシにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、朝来町岩津ねぎ特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた17戦目は、青空たまご特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（10戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた18戦目は、白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（11戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクールテツオーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月24日、中2週で迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の全日本アラブグランプリ（福山ダート2250m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウヨームサシに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

4歳（2003年）

1月3日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの新春賞（園田ダート1870m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のソレユケイチマツを半馬身振り切って勝利をモノにする

2月6日、中4週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハッコーディオスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、西日本アラブ大賞典（佐賀ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月24日、中7週で迎えた23戦目は、西淡町慶野松原特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマッピーウェーブに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月12日、中6週で迎えた24戦目は、グリーンエコー笠形特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦の西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。