ブラックオニキス（2014年生、母ラリマー）

ブラックオニキス（2014年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黒瑪瑙」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時13歳）と交配したラリマーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。2016年の札幌2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2017年の紫苑ステークス(牝G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって226.8万円で落札された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

6月18日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で城戸義政騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクリスタルバブルスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で城戸義政騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトラストに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で城戸義政騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトラストに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月5日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で城戸義政騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で城戸義政騎手（7戦2勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3歳（2017年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月15日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4歳（2018年）

1月13日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月10日、中7週で迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月21日、中5週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月22日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の北海道150年記念（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月8日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に敗れた。

11月18日、中5週で迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（10戦2勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた24戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。