イチフジ（2007年生、母フジスキー）

イチフジ（2007年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「１＋母名の一部。母馬の名より一番になるように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時16歳）と交配したフジスキーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊田田村牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、池田豊治によって220.5万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月23日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったウェイアヘッドから1馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコンゴウシャトルに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドリズムから1馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で片桐正雪騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったルビーエメラルドから6馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で片桐正雪騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で片桐正雪騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったディープドリームから3馬身差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた15戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C7（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったガイアボルケーノから1馬身半差の2着となった。

4歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた17戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡崎準騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた18戦目は、一般C7（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた20戦目は、福山・高知競馬連携騎手交流第三十三戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般C5（福山ダート1130m 曇/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた22戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ十戦（福山ダート1250m 雨/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般C4（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた24戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた25戦目は、福山・高知連携海援隊シリーズ三戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた27戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（福山ダート1130m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた28戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（11戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。