ブライアンセンス（2020年生、母ヒラボクビジン）

ブライアンセンス（2020年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母父名より+感覚」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したヒラボクビジンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2024年の東海ステークス(G2)で4着に入った他、2023年のユニコーンステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、谷川牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ジェイエスによって2,420万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

3月12日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトロピカルタウンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月22日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したパライバトルマリンにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブレイゼストに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月18日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウコジョウに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクルティアラを驚異的な末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2024年）

1月21日、中7週で迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月24日、中8週で迎えた10戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月25日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、名鉄杯（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。