トーヨーイナズマ（1995年生、母サンダードーム）

Toyo Inazuma

1995.03.10

トーヨーイナズマ（1995年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時16歳）と交配したサンダードームが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）トーヨークラブ北海道支店。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、地方33戦1勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

2月8日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したサチノカルメンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアサカホウオウを豪脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のサイネリア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したサンプレイスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のひなぎく賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月9日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、6着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4歳（1999年）

10月4日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月31日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、米元圭騎手を鞍上に迎えて、ファイナル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

5歳（2000年）

1月19日、中2週で馬体重を前走から21kg絞って迎えた15戦目は、一般C1四（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月14日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は米元圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月13日、連闘で迎えた18戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、牛房由美子騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1七（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた21戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月29日、中3週で迎えた25戦目は、麦秋特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイコーウェルズをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた26戦目は、いて座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正人騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、涼風特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤正人騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた28戦目は、葛飾区特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤正人騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた29戦目は、御宿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤正人騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた30戦目は、菊月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤正人騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた31戦目は、ハーベストムーン特別（大井ダート1600m 内回り 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤正人騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた32戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤正人騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた33戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋冷特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月29日、中4週で迎えた34戦目は、晩秋特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた35戦目は、ラピスラズリ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた36戦目は、間瀬湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2001年）

1月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1三（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月25日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、田山信則騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月13日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた39戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田山信則騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田山信則騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた41戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2002年）

2月18日、中6週で迎えた42戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。