オーパスマグナム（2002年生、母オーパスワン）

オーパスマグナム（2002年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高傑作」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したオーパスワンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

7月31日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

9月24日、中7週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5歳（2007年）

6月6日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワールドフェイマスに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上D3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミュージックハートに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月31日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のデイトリッパーに3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアンクルロックに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月27日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したソレイユビコーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセトプリンスを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

11月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したケンブリッジウィンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月30日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモルフェアートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2008年）

1月9日、中0週で迎えた12戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラートゥムレクスに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

1月29日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（7戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナムラマッハに1馬身1/4の差をつけて7勝目を手に入れた。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニイヤマナイスガイを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインペラトルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

4月29日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上B3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったナムラマッハに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたパパノエル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月17日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、グリーンエコー笠形特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。