スワーヴシャルル（2016年生、母キングスローズ）

スワーヴシャルル（2016年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したキングスローズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦4勝2着6回、地方10戦5勝2着2回。2023年の越後ステークス(オープン)に勝利した他、2022年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、NICKSによって1億9,440万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

8月25日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、浦河町ピスカリの森賞（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、モンサンラファータにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月24日、中1週で迎えた3戦目は、三石産米トキノミノル賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のインペルフェットに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、姫林檎特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るポップスフラッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2020年）

2月29日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

6月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの城崎特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダノンボヌールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中3週で迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたエスシーミホーク決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバナナボートに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

11月23日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの東村山特別（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったコウソクスピードにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

1月9日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビップウインクに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月13日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4月10日、中7週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたアヌラーダプラ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月16日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの下越ステークス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、伸びてきたガンケン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく15着に敗れた。

6歳（2022年）

1月29日、中6週で迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったメイショウミライにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八海山ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマラードザレコードを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

9月10日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、エニフステークス（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた23戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2023年）

1月9日、中9週で迎えた24戦目は、淀短距離ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの令月ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月6日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、越後ステークス（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアーバンイェーガーをクビ差振り切って雨中の戦いを制した。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7月30日、中9週で迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた29戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブラックストームをアタマ差振り切って優勝

8歳（2024年）

1月25日、中9週で迎えた31戦目は、’24ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブラックストームをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月28日、中4週で迎えた32戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

6月27日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のカールスバートに1馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

7月18日、中2週で迎えた34戦目は、習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったエンテレケイアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中7週で迎えた35戦目は、アフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月31日、中6週で迎えた36戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切ったが、3着に終わった。