スマートバベル（2011年生、母ユアカラー）

スマートバベル（2011年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したユアカラーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、地方15戦3勝2着4回。2014年の東京プリンセス賞(牝S1)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カタオカステーブルから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、カタオカステーブルから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2013年）

8月6日、デビュー戦は張田昂騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファイトを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のトメノボーノを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月29日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のベイサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったノーキディングにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月3日、中4週で迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、勝ったファイトに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3歳（2014年）

1月14日、中5週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若水特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したエスティドゥーラにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月18日、中8週で迎えた7戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロイヤルトリニティに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4月24日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノットオーソリティに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

6月4日、中5週で迎えた9戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦2勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月5日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

4歳（2015年）

1月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、町制施行60周年記念開成町特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた14戦目は、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。