トレモリノス（2006年生、母ラストリゾート）

トレモリノス（2006年1月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スペインにある美しい海岸リゾート地名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したラストリゾートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方34戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C2 19。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月14日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

5月10日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた3戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスイートアイフェルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルクキュリアスをクビ差振り切って制した。

12月13日、中2週で迎えた9戦目は、BAOO三刀屋協賛（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

4歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアドマイヤハリーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネヴァテルミーに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

4月17日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月25日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月15日、中0週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイサミゴールドにクビ差届かず2着となった。

5月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシルクキュリアスを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石川慎将騎手（7戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したマリエングローリーに半馬身届かず2着に敗北した。

10月9日、中7週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石川慎将騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はビバタイヨーコウと並んで2着同着となった。

11月28日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（10戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったローレルベオウルフに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石川慎将騎手（11戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた31戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったクリーンチェンジに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石川慎将騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石川慎将騎手（14戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた37戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月15日、中0週で迎えた38戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月29日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。