タケデンハヤカゼ（2000年生、母タケデンシラユキ）

タケデンハヤカゼ（2000年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋早風」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時11歳）と交配したタケデンシラユキが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方38戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のはづき賞(一般B2)。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月26日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したトーホウハクタカにクビ差届かず2着となった。

5月24日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

10月4日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず17着に終わった。

4歳（2004年）

7月4日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサイコマルビーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月11日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月23日、中5週で迎えた11戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、御所湖特別（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた14戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2005年）

1月3日、連闘で迎えた16戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルヒロインに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月4日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、焼石岳特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた21戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた22戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンデーロバリーにハナ差交わされて2着となった。

7月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月24日、中1週で迎えた25戦目は、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアポロフォルスを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

9月3日、中1週で迎えた28戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、ムーンライトカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた29戦目は、区界特別（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた30戦目は、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

6歳（2006年）

3月24日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず最後はヤマニンバンガードと並んで4着同着となった。

4月17日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタマガッツに6馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月21日、中2週で迎えた34戦目は、一般B3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンヘリオスに7馬身の差をつけて優勝

7月2日、中5週で迎えた35戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で板垣吉則騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラインドタッチに1馬身1/4の差をつけて6勝目を掴み取った。

8月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、はづき賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で板垣吉則騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマチカネダイキチをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月2日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で板垣吉則騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7歳（2007年）

3月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月28日、中8週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた41戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた42戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた43戦目は、ジュライカップ（盛岡ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーホウハヤテにクビ差交わされて2着となった。