ステイトダイアデム（2019年生、母クロンヌ）

ステイトダイアデム（2019年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イギリス王室に伝わるティアラ。母名、母母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエピファネイア（当時9歳）と交配したクロンヌが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C22。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

8月20日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたキセキノエンジェル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2023年）

2月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた2戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイクスマイルに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた4戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオレノブルースに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月13日、中3週で迎えた5戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアラッキーフェイスに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月10日、中7週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイコノスタシスに1馬身1/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5歳（2024年）

2月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月24日、中6週で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたルーフ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5月18日、中7週で迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

7月13日、中7週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったトーセンエスクードにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。