ケージーボーイ（2000年生、母ケージークイン）

ケージーボーイ（2000年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋少年」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したケージークインが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回、地方18戦3勝2着3回。2004年のカネユタカオー記念(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月10日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中3週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったレマーズガールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

1月25日、中2週で迎えた5戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したビッグドンにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月9日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシブリザードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムガルチオーを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルファフォーレスに半馬身届かず2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のインディアトロフィー（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（2004年）

8月9日、約13か月の休養明けで迎えた15戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、ほおずき特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガーダンサーに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のカネユタカオー記念（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた17戦目は、中央条件交流十五夜特別（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドパワーから5馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、秋草賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったプラチナムラッシュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた19戦目は、リゲル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた20戦目は、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ラストトゥインクル賞（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた22戦目は、冬日向賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた23戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、ステンドグラス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、最後はニイタカレアルと並んで3着同着となった。

5歳（2005年）

1月17日、中2週で迎えた24戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトレオウオブキングに3馬身の差をつけて優勝

1月31日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のアメジスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したセイワクリスタルを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月11日、中5週で迎えた26戦目は、花月賞（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホクトアサティスを3/4馬身振り切って雨下の激闘を制した。

3月21日、中0週で迎えた27戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は納谷和玖騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた28戦目は、北極星賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の内外タイムス賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の’05スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は納谷和玖騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた32戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。