ニイタカヤマ（1985年生、母サウンドクロバー）

ニイタカヤマ（1985年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のモンテプリンス（当時8歳）と交配したサウンドクロバーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地18戦4勝2着4回、地方16戦1勝2着3回。1990年の新潟記念(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋山史郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

9月3日、デビュー戦は横田吉光騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のセントラルクロスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の久慈川特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で横田吉光騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた5戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、パピアスハンズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1989年）

1月13日、中5週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプリンスランサーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月12日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上400万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の八海山特別（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は横田吉光騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5歳（1990年）

6月3日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったツクバエースにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月23日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブシュウボタンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイムテイオーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

8月11日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアマゾンサファイヤに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたサファリオリーブ決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月22日、中3週で迎えた15戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月23日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、’90フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（8戦3勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6歳（1991年）

8月4日、約7か月半の休み明けで迎えた18戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、西村秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 雨/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月24日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフタバキングから3/4馬身差の2着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた21戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた22戦目は、小竹清一騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターシオカゼから3馬身差の2着に敗北した。

7歳（1992年）

1月15日、中1週で迎えた23戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったセーヌボーイからクビ差の2着に甘んじた。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、赤松杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は西村秀幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村秀幸騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村秀幸騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイクセンスをクビ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村秀幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた28戦目は、早池峰賞（盛岡ダート1100m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村秀幸騎手（5戦1勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西村秀幸騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で西村秀幸騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西村秀幸騎手（8戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で西村秀幸騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8歳（1993年）

4月12日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で西村秀幸騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月24日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で西村秀幸騎手（11戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。