ローズカラー（2016年生、母マルモリバニー）

ローズカラー（2016年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラ色」。毛色は青毛。種牡馬のローズキングダム（当時9歳）と交配したマルモリバニーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大柳ファーム。2018年の九州ジュニアチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2019年の佐賀若駒賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大柳ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

古賀光範厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は吉田順治騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は423kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったカシノジャスミンをアタマ差捉え切れず2着に惜敗した。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。4頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクユウウェンディを豪脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のシリウス特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったスマートダッシュに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月14日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のオールアウトを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

11月3日、中2週で迎えた7戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦2勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のアルデバラン特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹吉徹騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のムーンパスノキセキを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で竹吉徹騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で竹吉徹騎手（10戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は12戦連続で竹吉徹騎手（11戦3勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5月5日、中8週で迎えた14戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた15戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

7月15日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた17戦目は、よさこい盃（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

9月19日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた19戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、競馬ゲーム「ウイニングポスト」賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた21戦目は、あだワンCMグランプリ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた22戦目は、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（12戦3勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4歳（2020年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、ニューイヤーカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（13戦3勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた24戦目は、マーヴェラス賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（14戦3勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた25戦目は、薄氷賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（15戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のオーチンハラショウを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

2月27日、中2週で迎えた26戦目は、アメジスト賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（16戦4勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月8日、中0週で迎えた27戦目は、仙酔峡特別（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（17戦4勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた28戦目は、すみれ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（18戦4勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた29戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、パフューム賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた30戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲原大生騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた31戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、ジェイド賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、コロナと戦う医療にエールを!緊急支援競走（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた33戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、クレマチス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた34戦目は、さがけいばナイター開催まであと28日（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた35戦目は、「ほとめきナイター」まであと14日（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた36戦目は、寒露賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（19戦4勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2020年10月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。