フラワーレイ（2004年生、母アジテーション）

フラワーレイ（2004年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花の首飾り」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時7歳）と交配したアジテーションが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方19戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2九十11。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月22日、中6週で迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4歳（2008年）

4月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた9戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンボリバッハにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月20日、中3週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、鴫立沢特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったシェアインパルスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミサトトレジャーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカリメーラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月7日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったヤクモニシキに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテラノバイキングを凄まじい末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

9月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3一二（川崎ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったビッグバンオーレに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-14 15 16（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-11 12 13（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したジゲンリュウに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2九十11（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコアレスアンバーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月18日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ戦の鴻巣花火大会賞（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のしょうなんえのしま（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。