スケルツォ（1991年生、母サンデーベスト）

経歴

デビュー前

3歳（1994年）

1月8日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、モリチヅルに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月23日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サクラタイシーオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月19日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャックビエントに8馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のフジミケアンズに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月2日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンテンマリオンをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

10月15日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4歳（1995年）

7月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月8日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

8月12日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ユーロライナーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ダッシングステールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のジュニアダイオーに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

12月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のフジミケアンズに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた20戦目は、サンライズステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6歳（1997年）

1月7日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月24日、約7か月半の休養明けで迎えた22戦目は、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7歳（1998年）

1月10日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

1月17日、連闘で迎えた25戦目は、5歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。