ヴィッカース（2018年生、母キラリダイヤモンド）

ヴィッカース（2018年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダイヤモンドの硬度を表す単位」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時17歳）と交配したキラリダイヤモンドが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月25日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

3歳（2021年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

8月14日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から33kg増やして迎えた7戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったフィールドクラウンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦の木菟特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2八九（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4歳（2022年）

1月13日、中5週で迎えた11戦目は、一般C2十一（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモニュメントキングに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

2月16日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

6月23日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のクールリフレインに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月25日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキングフリオーソに4馬身の差をつけて2勝目を収める

8月23日、中3週で迎えた15戦目は、馬い!八丈島レモンジャム発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた16戦目は、ヤングジョッキーズTR船橋第2戦（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた17戦目は、馬い!田舎の野菜食べよう記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた18戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた19戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、幸せを呼ぶ宝石色の馬蹄☆よみうりランド賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2023年）

1月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた22戦目は、舞浜賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた23戦目は、爽春特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったミミコチャンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた24戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、ハルシャギクスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月3日、中2週で迎えた25戦目は、いるかスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で實川純一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったウインチャチャにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた27戦目は、四面楚歌賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で實川純一騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で實川純一騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、セイロン賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた30戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた31戦目は、馬い!盛岡藤原リンゴ発売記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6歳（2024年）

1月15日、中3週で迎えた32戦目は、馬い!淡路焼きのり発売記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラップランドにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた34戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は實川純一騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた35戦目は、一般C2二三四ウ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた36戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

デビュー前

佐々木清明厩舎（船橋）へ入厩。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、蓮沼ウォーターガーデン杯（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた38戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた39戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2024JockeysFestival（5th）（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。