モズアンビリバボー（2018年生、母モズラコルタ）

モズアンビリバボー（2018年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アンビリーバブル」。毛色は栗毛。種牡馬のグランプリボス（当時10歳）と交配したモズラコルタが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2020年のウィナーズチャレンジ2で2着に入った他、2020年のサファイア特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月20日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るブライトフラッグを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したグロリアスルカにハナ差届かず2着となった。

8月23日、中8週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのサファイア特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったトゥルスウィーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3歳（2021年）

1月1日、中9週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の2021幕開け特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったフィスラーをハナ差捉え切れず2着に甘んじた。

1月29日、中3週で迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の尉鶲特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァヴィロフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

5月24日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳戦の不如帰特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

6月17日、中2週で迎えた11戦目は、鳴神月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた12戦目は、大磯港賑わい交流施設オープン記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた13戦目は、三浦で「自然」と「食」を満喫!特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、八月尽賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたビクトリーシューズ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、セプテンバースター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた17戦目は、まつたけスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月4日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、千客万来特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた19戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた20戦目は、フェブラリーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（10戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンナラヴェリテを異次元の末脚で半馬身差し切って3勝目を獲得した。

3月24日、中4週で迎えた21戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったポンペイワームに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、ハルシャギクスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、フロックススプリント（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で和田譲治騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた24戦目は、新緑賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で和田譲治騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノゾロに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月21日、中3週で迎えた25戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で和田譲治騎手（15戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月30日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、サファイアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で和田譲治騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた27戦目は、秋の山スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で和田譲治騎手（17戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた28戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で和田譲治騎手（18戦3勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた29戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ノースウインド賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた30戦目は、おおとり賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（2023年）

1月18日、中2週で迎えた31戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた32戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、駿麗賞（船橋ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた33戦目は、景星鳳凰賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月7日、中4週で迎えた34戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（19戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月25日、約4か月半の休み明けで迎えた35戦目は、やまなみ五湖「津久井湖」賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（20戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた36戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、かわさきジャズ2023開催記念（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6歳（2024年）

6月12日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、一騎当千賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中涼騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた38戦目は、星火燎原賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中涼騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた39戦目は、やまなみ五湖「相模湖」賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中涼騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。