ダイヤモンドピアス（1995年生、母タマモダイヤモンド）

ダイヤモンドピアス（1995年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時13歳）と交配したタマモダイヤモンドが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉永猛厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月13日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は394kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスプリングリズムに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月27日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（1998年）

2月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月11日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタガノインバレルを3/4馬身捉え切れず2着となった。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の洛北特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4歳（1999年）

1月23日、中3週で迎えた17戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジョーディッガーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた21戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた22戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のタヤスサワヤカに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

7月25日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月27日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のシャドウワルツに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

5歳（2000年）

1月8日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた29戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。