ダンツウォッチ（2007年生、母キョウエイビリーブ）

ダンツウォッチ（2007年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋時計」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時14歳）と交配したキョウエイビリーブが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦7勝2着8回。2010年のロータスクラウン賞(KJ2)で2着に入った他、2010年の荒炎賞(KJ3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ムラヤマ・ブラッドストックによって525万円で落札された。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月22日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた3戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモマントナンに交わされて1馬身差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた5戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャイニーストーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月12日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のBAOO宇部協賛（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた8戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプリンシパルカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレチアリーダに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の青の洞門特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（7戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリネンロマンに7馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の有田焼特別（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったセブンワンダーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳KJ1のDW2010九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた16戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の耶馬渓特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドルミナスにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の七ツ釜特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレダイヤモンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7月19日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は新原健伸騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた19戦目は、オーガスト特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた20戦目は、3歳KJ3の荒炎賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレーザーハクユウから8馬身差の2着となった。

9月11日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のハートマンに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月26日、中1週で迎えた22戦目は、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（15戦3勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インザエアに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月3日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（16戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーホクプリンスに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月16日、中1週で迎えた24戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、長崎街道常盤橋宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、トーホクプリンスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、長崎街道山家宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウキボシを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月27日、中3週で迎えた26戦目は、霜月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた27戦目は、師走特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、長崎街道日見宿賞（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ミウラフェニックスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月15日、中0週で迎えた29戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップin saga（第1戦）（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた30戦目は、如月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた31戦目は、春望特別（佐賀ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったチェリーレインボーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた32戦目は、佐賀あんびゃーよかスプリント特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた33戦目は、桜花特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。