メキシカンボーイ（1992年生、母メキシカンハニー）

メキシカンボーイ（1992年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時22歳）と交配したメキシカンハニーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地22戦3勝、地方19戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柄崎義信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

8月7日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイネルアイゼンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1995年）

11月12日、約15か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳以上500万下の湯ノ谷特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

5歳（1997年）

4月19日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネルポセイドンに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のクラサンゼットに1馬身半の差をつけて優勝

8月9日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月11日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

12月6日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

6歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた15戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた17戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月29日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサカゼオーから半馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7歳（1999年）

1月26日、中7週で迎えた25戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で白田日出夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアイエスクロス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた26戦目は、フラワーライン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白田日出夫騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた27戦目は、アクアマリン特別（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で白田日出夫騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた28戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、花吹雪特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

12月27日、約9か月の休養明けで迎えた29戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のステラスモデルに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

8歳（2000年）

2月15日、中6週で迎えた30戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、’00フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた31戦目は、’00フレンドリーブーツ特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

4月4日、中3週で迎えた32戦目は、’00フェイスフルレイン特別（1）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の初夏特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月11日、中2週で迎えた34戦目は、清夏特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた35戦目は、2000川崎スター賞3（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョウテンプリンスから1馬身差の2着となった。

12月29日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、年の瀬特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9歳（2001年）

2月12日、中5週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の春望特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた38戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた39戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の緑風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月13日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた40戦目は、矢内博騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデ戦の薄暑特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は秋田実騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。