ホマレノクイン（1990年生、母イメージソング）

ホマレノクイン（1990年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時15歳）と交配したイメージソングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鈴木武蔵。戦績は、中央平地37戦5勝2着2回。1996年の小倉日経オープン(オープン)で3着に入った他、1996年の秋野ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

5月2日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブランドノーブルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひるがお賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタヤスレミグランを3/4馬身振り切って優勝

10月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の新春賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラディッシュパワーに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

2月6日、中3週で迎えた9戦目は、松籟ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したクリスタルケイを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月26日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦の伊良湖ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた11戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に敗れた。

9月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊中特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（1995年）

1月14日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

2月5日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京ダート2300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサイキョウに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月26日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の甲南ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた18戦目は、なにわステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の難波ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6月4日、中6週で迎えた20戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の灘ステークス（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月10日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、スカイブルーステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（京都芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスギノブルボンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6歳（1996年）

1月6日、中2週で迎えた24戦目は、寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

1月27日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた26戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 雪/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデコレイションをハナ差振り切って雪中の激闘を制した。

3月2日、中1週で迎えた27戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた29戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた30戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

6月9日、中3週で迎えた31戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた33戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた34戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月6日、中5週で迎えた35戦目は、秋野ステークス（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月20日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（新潟芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。