コパノモーニング（2009年生、母シルキーヴェルジェ）

コパノモーニング（2009年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋朝」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時17歳）と交配したシルキーヴェルジェが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方20戦12勝2着2回。2013年の水無月賞(地方重賞)に勝利した他、2012年のロータスクラウン賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ムラカミファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、小林祥晃によって640.5万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

7月14日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 雨/重）に出走。馬体重は510kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフジノタイガーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい6着に終わった。

3歳（2012年）

1月29日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた9戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリバーデュランダルに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、3歳戦の青島特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシゲルクルミに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月12日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラブミークリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルブチョウヅキに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したエスワンプリンスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中2週で迎えた18戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーティードンタクを異次元の末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

12月24日、中9週で迎えた19戦目は、クリスマスキャロル賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウブリッジに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エーシンヴンダバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた21戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた22戦目は、仲春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のウルトラキングに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月16日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞の佐賀弥生賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（9戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた24戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアリューバニヤンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月28日、中1週で迎えた25戦目は、新緑特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（10戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアリューバニヤンに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（11戦8勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルポンピオンを半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

6月15日、中4週で迎えた27戦目は、地方重賞の水無月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（12戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハタノアブソルートをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月20日、中4週で迎えた28戦目は、地方重賞のカンナ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（13戦10勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月2日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、新春特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（14戦10勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。