シンプレジデント（1986年生、母ニシノナイク）

シンプレジデント（1986年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時7歳）と交配したニシノナイクが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月3日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユタカニーズを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（1989年）

6月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブイルマンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4歳（1990年）

6月17日、約11か月半の休養明けで迎えた4戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた5戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のキョウエイコマンドに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオサイチプリンスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田隆行騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイビギンを強烈な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を獲得した。

3月23日、中5週で迎えた14戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で藤原哲朗騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月27日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、深秋特別（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、霜月特別（新潟(地)ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた18戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた19戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、朝日岳特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1992年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、八海山特別（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた21戦目は、駒ヶ岳特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた22戦目は、五頭連峰特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。