ランガディア（2014年生、母マリーシャンタル）

ランガディア（2014年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャの観光名所」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時13歳）と交配したマリーシャンタルが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年のマーキュリーカップ(Jpn3)で3着に入った他、2020年の一條記念みちのく大賞典(M1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月7日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアルーフクライを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2017年）

2月19日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のブリラーレを半馬身振り切って休養明け初戦を物にした。

4月8日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

4歳（2018年）

2月11日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアオイシンゴをクビ差振り切って久々の一戦をモノにした。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

9月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウインイクシードに1馬身1/4の差をつけて4勝目を獲得した。

11月3日、中8週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパイオニアバイオを半馬身振り切って5勝目をマークした。

5歳（2019年）

1月5日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月3日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月29日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月27日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

6歳（2020年）

3月8日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

2020年3月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月12日、中4週で迎えた15戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の赤松杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスティンライクビーに9馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月10日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエンパイアペガサスをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

6月21日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセンティグレードに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月21日、中3週で迎えた18戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦3勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

9月1日、中5週で迎えた19戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月23日、中7週で迎えた21戦目は、地方重賞の絆カップ（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったヒガシウィルウィンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中4週で迎えた22戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7歳（2021年）

4月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞の赤松杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（7戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた25戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた26戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 小雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた27戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月25日、中5週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、由布岳賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた29戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、国見岳賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた30戦目は、韓国岳賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の九州大賞典（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた32戦目は、久住山特別（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパイロキネシストに3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた33戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、宝満山賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた34戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の中島記念（佐賀ダート1800m 雪/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた35戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、雷山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた36戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた37戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、鏡山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月15日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた38戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、春爛漫特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたトウショウデュエル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月27日、中1週で迎えた39戦目は、ネット投票は楽天競馬におまかせ特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったネオアマゾネスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中3週で迎えた40戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた41戦目は、九十九湾特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。