ダイナマイトボディ（2006年生、母マーガレットママ）

ダイナマイトボディ（2006年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「爆発的な体の持ち主」。毛色は青鹿毛。種牡馬のレギュラーメンバー（当時9歳）と交配したマーガレットママが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は平山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方31戦7勝2着6回。2009年の東海ダービー(地方重賞)に勝利した他、2009年の兵庫クイーンカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、平山牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、畠山牧場によって105万円で落札された。2歳のとき、畠山牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2008年）

8月8日、デビュー戦は倉地学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は449kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサムライジャックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヘイハチプリンセスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヘイハチプリンセスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニュースターガールに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったシルバーウインドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の若駒特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキッポーメダリストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキングゴールドオーをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

3歳（2009年）

1月2日、中4週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシルバーウインドに2馬身半の差をつけて制した。

1月14日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（8戦4勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた11戦目は、ムスカリー特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（9戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、カキツバタロイヤルに交わされて1馬身差の2着となった。

5月5日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトウホクビジンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は倉地学騎手（13戦5勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（14戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルバーウインドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月20日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（15戦6勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1800m 雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（16戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、シルバーウインドにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月29日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた20戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（17戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（18戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエンタノメガミをクビ差振り切って7勝目を獲得した。

12月23日、中4週で迎えた22戦目は、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（19戦7勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4歳（2010年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（20戦7勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（21戦7勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月4日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、しゃくなげ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（22戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた26戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉地学騎手（23戦7勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた27戦目は、地方重賞の園田フレンドリーカップ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉地学騎手（24戦7勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月15日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、地方重賞のオッズパークグランプリ2010オープン（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で倉地学騎手（25戦7勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた29戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で倉地学騎手（26戦7勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で倉地学騎手（27戦7勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（28戦7勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハナノキ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（29戦7勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。