マジョノコ（2005年生、母フジノマジョルカ）

マジョノコ（2005年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時17歳）と交配したフジノマジョルカが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、地方40戦11勝2着5回。2008年のロータスクラウン賞(KJ2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

土井道隆厩舎（佐賀）へ入厩。

3歳（2008年）

4月19日、デビュー戦は新原健伸騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲルサンキムに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンツキャピタルを上がり0位の末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

5月31日、中3週で迎えた3戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマショウホマレに5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンツキャピタルに4馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の七ツ釜特別（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フサイチクローバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦の川上峡特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンツキャピタルに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

9月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で権藤学騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーシャンカラーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中6週で迎えた8戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月3日、中3週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた10戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた11戦目は、一般C2十11（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファンタジーフォーに半馬身交わされて2着となった。

7月17日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーホウクノイチに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったオーロラフレッシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレイズメモリーを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて7勝目を収める

9月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフタバグローリーに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月8日、中3週で迎えた16戦目は、材木座特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディーズテンダーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

11月11日、中4週で迎えた17戦目は、ギャロップ賞（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートサプライズに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2010年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったオウシュウライオンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月12日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月15日、中4週で迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレーヴボラールに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月23日、中2週で迎えた23戦目は、週刊Gallop賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、立冬特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6歳（2011年）

4月22日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、牡丹特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた27戦目は、たて座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、かんむり座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた29戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、忙しいペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた31戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

7歳（2012年）

7月6日、約10か月半の休養明けで迎えた33戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（12戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた36戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C3（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた37戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた38戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた39戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

12月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、一般C2十五十六十七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。