アグリヤング（2006年生、母オカノイチバン）

アグリヤング（2006年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時18歳）と交配したオカノイチバンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、地方18戦12勝。2009年の鞆の浦賞(地方重賞)に勝利した他、2009年の福山ダービー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、向別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、向別牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、大石正によって262.5万円で落札された。

江口秀博厩舎（福山）へ入厩。

2歳（2008年）

8月15日、デビュー戦は嬉勝則騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬戦エリートストーリー第三戦（福山ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のザビックサンサンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、2歳（福山ダート1250m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサンサンサンキューに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の福山2歳優駿（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のザビックサンサンに半馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディーホークをクビ差制して負け知らずの4連勝を決めた。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディーホークに4馬身の差をつけて5勝目をマークした。

3歳（2009年）

1月2日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミイングランドに5馬身の差をつけて6勝目を収める

1月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の若駒賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で嬉勝則騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミイングランドをクビ差制して断トツの支持に応えた。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、まんさく特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で嬉勝則騎手（7戦6勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた10戦目は、パンジー特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で嬉勝則騎手（8戦6勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のキングカップ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で嬉勝則騎手（9戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミイングランドに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月19日、中3週で迎えた12戦目は、はなみずき特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で嬉勝則騎手（10戦7勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の福山ダービー（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で嬉勝則騎手（11戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンジョイに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で嬉勝則騎手（12戦8勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の福山チャンピオンシップ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で嬉勝則騎手（13戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイルトロヴァトーレに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

9月6日、中9週で迎えた16戦目は、開設60周年記念福山市議会議長賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で嬉勝則騎手（14戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドイチモンジに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月11日、中4週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の鞆の浦賞（福山ダート2250m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で嬉勝則騎手（15戦10勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマキノワールドに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2010年）

6月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、入梅特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で嬉勝則騎手（16戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。