スーザンフォンテン（1999年生、母モガミグラス）

スーザンフォンテン（1999年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女性名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時11歳）と交配したモガミグラスが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は広田牧場。戦績は、地方21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の4歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広田牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、広田牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

4歳（2003年）

2月6日、デビュー戦は山中尊徳騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3月3日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1390m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマキバゾーンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C3六ウ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3七ア（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた6戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

6月30日、中3週で迎えた7戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ラッキーファストに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

1月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山中尊徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトートエスケープに6馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

2月6日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

3月22日、中5週で迎えた10戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1400m 内回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山中尊徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るポリッシュワードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月15日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中尊徳騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中尊徳騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中尊徳騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたトダノスイジン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山中尊徳騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマキバジェットにクビ差届かず2着となった。

7月27日、中5週で迎えた15戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山中尊徳騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山中尊徳騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山中尊徳騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモエレマエカワに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月28日、中4週で迎えた18戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山中尊徳騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

11月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山中尊徳騎手（12戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山中尊徳騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で山中尊徳騎手（14戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。