テイクアトリウム（1998年生、母フィアクリス）

テイクアトリウム（1998年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時6歳）と交配したフィアクリスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、地方17戦8勝2着1回。2000年の若駒賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、社台コーポレーション白老ファームから「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって630万円で落札された。

桜田浩三厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2000年）

7月2日、デビュー戦は佐藤雅彦騎手を鞍上に据えて、3歳（水沢ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は469kg。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったメグミウイナーから6馬身差の2着となった。

9月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のノムラドゥルガに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤雅彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシャイニングスカイに1馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤雅彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメグミウイナーを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手にした。

12月10日、中3週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3歳（2001年）

7月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた6戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、3歳A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月29日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳A1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2002年）

1月7日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳A1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイアイテンリュウに3馬身の差をつけて制した。

4月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラティアラに2馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のティエッチマインドをハナ差制して6勝目をマークした。

5月19日、中1週で迎えた11戦目は、緑風賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、みなづき賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハシレテイオーをクビ差制して7勝目を手にした。

7月8日、中4週で迎えた13戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイパンチに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月21日、中1週で迎えた14戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた15戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2003年）

8月16日、約12か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般A1 A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。