ノクターナリティ（2019年生、母バーンアウル）

ノクターナリティ（2019年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夜行性」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したバーンアウルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月14日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のスクナに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2022年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

6月4日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月14日、中9週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月20日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

3月12日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5月6日、中7週で迎えた15戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヘニーレットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、アヤメ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルユキツバキをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月10日、中2週で迎えた17戦目は、長雨特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマイネルユキツバキにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、夏至特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモサルムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったチアアップに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

デビュー前

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

8月13日、デビュー戦は宮川実騎手を鞍上に据えて、五位山緑地公園特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

8月27日、中4週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、中津渓谷特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5歳（2024年）

2月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、甘くない木下智史特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャープレシオに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた24戦目は、竜宮橋特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったグラティアスグーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた25戦目は、二十三士公園特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったルヴァンヴェールに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したマティアスにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月21日、中1週で迎えた28戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、竜串海岸特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた29戦目は、早川公啓生誕記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた30戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、叶翔誕生記念杯特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた31戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた32戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6歳（2025年）

1月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた35戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィリデシルバをクビ差だけ差し切って休み明け初戦をモノにした。

2月18日、中2週で迎えた36戦目は、スノードロップ賞（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月13日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。